専門的分野・通信線路 対策ノート「出題範囲」と「出題傾向」
2019年6月17日作成,2021年9月1日更新
出題範囲
専門的分野・通信線路の出題範囲は以下のとおり。
大項目 | 中項目 | 小項目 |
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通信線路設備 | 通信線路伝送技術 | アクセス系線路の伝送技術 |
中継系光ファイバケーブルの伝送技術 | ||
通信ケーブル | 通信ケーブルの種類・特性及び適用 | |
通信ケーブルの敷設・接続方法 | ||
架空線路構造物 | 架空線路構造物の種類・特性及び適用 | |
通信線路設備保守技術 | 通信ケーブル監視技術 | |
通信ケーブル維持管理技術 | ||
通信線路設備設計 | アクセス系線路設計 | メタリックケーブル設計 |
光ファイバケーブル設計 | ||
HFC 設計 | ||
中継系線路設計 | 光ファイバケーブル設計 | |
電磁的妨害・腐蝕被害対策 | 誘導対策 | |
雷害対策 | ||
電食対策 | ||
腐蝕・損傷対策 | ||
接地対策 | ||
通信線路伝送工学 | ケーブルの伝送理論 | メタリックケーブル・同軸ケーブルの伝送理論 |
光ファイバケーブルの伝送理論 |
出題傾向
専門的分野・通信線路の出題範囲は以下のとおり。
平成30年度 第2回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) 平衡対ケーブルの一次定数と二次定数,(2) 非線形光学特性,非線形光学効果,(3) 光信号の劣化要因,光の性質 |
問2 | (1) 光ファイバへの入射,(2) 光ファイバの伝搬特性,フォトニック結晶光ファイバ,ファイバグレーティング光源と光ファイバの結合 |
問3 | (1) 多重伝送技術,(2) WDM 伝送技術,光変調方式の特徴,光ファイバ増幅器の利得,(3) 光ファイバ複合架空地線(OPGW) |
問4 | (1) 光ファイバ通信システムの基本構成,(2) 架空構造物の設計,(3) 光ファイバケーブルの破断箇所の探索方法,(4) 石英系光ファイバ及び光ファイバコードの強度,特性などの試験 |
問5 | (1) 光ファイバ接続時の損失発生要因,(2) 光ファイバのメカニカルスプライス接続,(3) CATV システムにおける HFC 方式の構成,(4) 環境など外部要因による線路設備への影響とその対策,(5) 光ファイバケーブルを布設する場合のけん引張力 |
平成30年度 第1回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) 一様線路,(2) 光の位相速度及び群速度,光ファイバの添加物の種類,光カプラの構造と特性,光パッシブデバイス |
問2 | (1) 光の性質,(2) 光ファイバの特性,光ファイバの特徴,発光デバイス,受光デバイス |
問3 | (1) 光ファイバの分散補償技術,(2) 光ファイバの分散,光強度変調方式,(3) 光ファイバの測定技術 |
問4 | (1) 線路設備を構成する架空構造物である支線,電柱,(2) 架空線路設備に作用する荷重の分担,ダンシング,(3) 光コネクタの接続技術,光ファイバの心線対照 |
問5 | (1) 架空光ファイバケーブルの許容伸び率と弛度,(2) 地下線路設備における金属の腐食防止方法,光ファイバの接続部の保護 |
平成29年度 第2回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) メタリック伝送線路における減衰量,無ひずみ伝送,(2) 光ファイバの構造パラメータ,光ファイバの伝搬特性,光ファイバの分散 |
問2 | (1) 光ファイバにおける非線形光学現象,(2) 光ファイバ伝送における光ファイバへの光の入射,光の性質,MM 光ファイバの周波数特性,信号劣化要因 |
問3 | (1) 分散制御光ファイバの種類,機能,(2) 光ファイバケーブルの構造,特徴,融着接続技術,接続部における損失 |
問4 | (1) 光コネクタ接続技術及び接続時の損失要因,光ファイバケーブルの伝送帯域の測定,波長分散の測定,電柱の耐力,コンクリート柱の劣化 |
問5 | (1) 光ファイバケーブルのピース長算出,(2) 管路内又は架空光ファイバケーブルの布設設計 |
平成29年度 第1回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) 一様線路及び複合線路の概要,(2) 光ファイバ通信システムの特徴,光源と光ファイバとの結合方法 |
問2 | (1) 光ファイバの構造パラメータ,(2) 分散制御光ファイバ,光ファイバの損失特性 |
問3 | (1) 石英系光ファイバの分散特性,(2) 光ファイバの分散補償,光強度変調方式,OTDR の構成及び測定原理 |
問4 | (1) 架空ケーブルのダンシングの原因とその対策,(2) 光ファイバケーブルの特徴,凍結などによる通信線路設備への影響とその対策 |
問5 | (1) 長距離光ファイバ通信システムの設計,(2) 光ファイバのメカニカルスプライス接続,架空光ファイバケーブルの張力 |
平成28年度 第2回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) メタリックケーブルを用いたアナログ伝送系における雑音及びひずみの種類と特徴,(2) 光通信などに応用されている光の性質,光ファイバにおける損失,劣化要因など |
問2 | (1) 光ファイバの特徴,(2) 光ファイバ,発光及び受光デバイス |
問3 | (1) EDFA を構成する光デバイス,(2) 光増幅器の種類,特徴,光変調方式の特徴,光合分波器 |
問4 | (1) 光ファイバ通信システムにおける損失補償及び分散補償,(2) 架空構造物,支線の種類 |
問5 | (1) 架空ケーブルの損傷とその対策,(2) 風圧荷重,電柱の設計荷重 |
平成28年度 第1回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) メタリック伝送線路における反射の諸特性,(2) メタリック伝送線路の電気的諸特性,(3) 光ファイバ中を伝搬する光の位相速度,群速度,非線形光学効果 |
問2 | (1) MM 光ファイバの分散及び伝送帯域,(2) 光ファイバへの光の入射,光中継器又は光増幅器の特徴,光源と光ファイバとの結合 |
問3 | (1) 光通信に用いられる LD の特徴,(2) 光通信システムで用いられる光変調方式,LD の制御方式,多重化方式 |
問4 | (1) 光通信で用いられるテープ形光ファイバ心線(テープ心線),(2) 光ファイバの接続技術 |
問5 | (1) 光ファイバケーブルの分類,特徴,(2) 光ファイバケーブルの張力及び伸び率,光ファイバケーブル用クロージャ,光通信システムの損失 |
平成27年度 第2回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) 平衡対ケーブルの一次定数と二次定数,(2) 複合線路,漏話,(3) 光ファイバの伝搬特性,光通信における信号劣化要因 |
問2 | (1) 光ファイバグレーティング(FG),(2) 光の性質,発光・受光素子と光ファイバとの結合,光ファイバにおける非線形光学効果 |
問3 | (1) 光ファイバケーブルの基本機能,(2) 光ファイバの種類と構造,融着接続機 |
問4 | (1) OTDR の測定原理,(2) OTDR,光ファイバ ID テスタ,光ファイバ測定 |
問5 | (1) 生物による架空光ファイバケーブルの外被損傷とその対策,(2) 通信用設備の腐食とその発生原因,架空ケーブルにかかる張力 |
平成27年度 第1回
問 | 出題内容 |
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問1 | (1) メタリック伝送線路における減衰量,無ひずみ伝送,(2) メタリック伝送における電気的諸特性,ひずみの種類,(3) 光ファイバケーブルの構造パラメータ,希土類添加光ファイバの特徴 |
問2 | (1) 光ファイバの非線形現象,(2) 線形中継方式,発光・受光素子,光ファイバの損失 |
問3 | (1) 光強度変調方式,(2) 石英系光ファイバの分散特性,分散補償器,OTDR |
問4 | (1) 光ファイバケーブルの分類,特徴,(2) SS ケーブルのダンシング,凍結による線路設備などへの影響とその対策,通信用架空構造物,非ガス保守 |
問5 | (1) メタリックケーブルなどへの雷害及び誘導妨害ととそれらの対策,(2) 光ファイバケーブルのピース長算出,布設設計,布設工法 |