平成24年度 春期 午前Ⅱ問題の解答と解説

2022年6月19日作成,2023年9月30日更新

試験時間は 10:50 ~ 11:30(40 分)である。

問1 プロジェクトライフサイクル

多くのプロジェクトライフサイクルに共通する特性はどれか。

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問1 の解答と解説

【答え】

プロジェクトライフサイクルとは,プロジェクトのフェーズの集合である。プロジェクトの規模や複雑さは様々なであるが,① プロジェクト開始,② 組織編成と準備,③ 作業実施,④ プロジェクト終結の 4 段階で表現することができる。

問2 プロジェクトとステークホルダの関係

PMBOK での定義におけるプロジェクトとステークホルダの関係のうち,適切なものはどれか。

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問2 の解答と解説

【答え】

アは納入者,イはサプライヤ,ウはスポンサである。

問3 COCOMO

COCOMO には,システム開発の工数を見積もる式の一つに

MM = 3.0 × (KDSI)1.12

がある。開発規模(KDSI)と開発生産性(KDSI/MM)の関係を表したグラフはどれか。ここで,MM は開発工数(人月),KDSI は開発規模(注釈を除いたソースコードの行数,単位は k 行)である。

平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ問題 問3
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問3 の解答と解説

【答え】

COCOMO の式より,曲線の式を求める。

開発生産性 = 開発規模/開発工数 = 開発規模 /(3.0 × (開発規模)1.12) = 0.33 × 開発規模-0.12

開発規模と開発生産性との関係を下図に示す。開発規模が大きくなるにつれて,開発生産性は減少していく。

開発規模と開発生産性の関係
図 開発規模と開発生産性の関係

問4 ガントチャート

工程管理図表の特徴に関する記述のうち,ガントチャートのものはどれか。

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問4 の解答と解説

【答え】

ガントチャート(Gantt chart)とは、プロジェクトの工程管理などで用いられる図表の一つで、縦に並んだ棒グラフの列で計画や進捗を視覚的に表したもの。1910年代にアメリカの機械エンジニア、経営コンサルタントのヘンリー・ガント(Henry L. Gantt)が考案した。

ガントチャート
図 ガントチャート

問5 ファストトラッキング

好機を短縮させるために,クリティカルパス上の作業に "ファストトラッキング" 技法を適用した対策はどれか。

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問5 の解答と解説

【答え】

開始当初の計画では直列に並んでいた作業を同時並行的に行い期間短縮を図る方法をファストトラッキングという。ただし,本来は順番通りになされるべきであった作業を並行して行うことになるので,順序や前後関係がより複雑になるなどの弊害もある。

次のような方法が,ファストトラッキングに該当する。

  • 作業の前後関係を組み直し,実施する順番を変える。
  • 作業を分析し,同時に実施できる部分を複数の作業に分割し,並行して実施する。
  • 先行作業の一部の成果物が完成した時点で,後続作業を開始する。

問6 開発コスト

あるソフトウェア会社の社員は週 40 時間働く。この会社が,開発工数 440 人時のプログラム開発を引き受けた。開発コストを次の条件で見積もるとき,10 人のチームで開発する場合のコストは,1 人で開発する場合のコストの約何倍になるか。

[条件]
  1. 10 人のチームでは,コミュニケーションをとるための工数が余分に発生する。
  2. コミュニケーションはチームのメンバが総当たりでとり,その工数は 2 人 1 組の組合せごとに週当たり 4 人時(1 人につき 2 時間)である。
  3. 社員の週当たりコストは社員間で差がない。
  4. 1. ~ 3. 以外の条件は無視できる。
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問6 の解答と解説

【答え】

コミュニケーションはチームのメンバが総当たりでとり,その工数は 2 人 1 組の組合せごとに週当たり 4 人時(1 人につき 2 時間)であるので,一週間のコミュニケーションの時間は次式で求められる。

10C2 × 4 = 45 × 4 = 180 [時間]

1 週間のうちプログラム開発に当てられる時間は 220 時間(= 40 時間/人 × 10 人 - 180 時間)である。

一方,1 人で開発する場合はコミュニケーションが不要なので 400 時間プログラム開発に当たられるが,10 人で開発する場合は 220 時間しかプログラム開発に当てられない。すなわち,コストは次式のとおり 1.8 倍になる。

400 時間 ÷ 220 時間 = 1.818 [倍]

問7 作業配分モデル

過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに 228 日で完了してプログラム開発に入り,200 本のプログラムのうち 100 本のプログラム開発を完了し,残り 100 本は未着手である。プログラム開発以降もモデルどおりに進捗するとき,プロジェクト全体の完了まで,あと何日かかるか。

[作業配分モデル]
要件定義 システム外部設計 システム内部設計 プログラム開発 システム結合 システムテスト
工数比 0.17 0.21 0.16 0.16 0.11 0.19
期間比 0.25 0.21 0.11 0.11 0.11 0.21
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問7 の解答と解説

【答え】

システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて 228 日で完了している。また,システム要件定義からシステム内部設計までの作業配分モデルは 0.17 + 0.21 + 0.16 = 0.57 であり,プロジェクト全体の工数は次式で求められる。

228 日 ÷ 0.57 = 400 日

一方,プログラム開発は 200 本のプログラムのうち 100 本のプログラム開発を完了(進捗 50 %)であるから,プログラム開発(進捗 50 %),システム結合,システムテストの期間比は,次式で求められる。

0.11 × 0.5 + 0.11 + 0.21 = 0.375

よって,プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき,プロジェクトの完了までの日数は,次式で求められる。

400 日 × 0.375 = 150 日

問8 7 の法則

"7 の法則" を適用するとき,原因を調べるべき $\bar{X}-R$ 管理図はどれか。ここで,UCL は上方管理限界,CL は中心線,LCL は下方管理限界である。

平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ問題 問8
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問8 の解答と解説

【答え】

$\bar{X}$-R 管理図(X-R Chart)は,工程の状態について最も多くの情報が得られる管理図で,例えば寸法,硬度,感度,時間,温度,抵抗,電流,抗張力などの品質特性を計量値で管理する場合に多く用いられる。$\bar{X}$ 管理図は,分布の平均値の変動によって製造工程を管理し,R 管理図は,ばらつきの変動によって製造工程を管理するためのものである。通常,この 2 つの管理図は,$\bar{X}$-R 管理図として一緒に用いられる。

7 の法則(The Rule of Seven)は,ある値を定期的に観測している場合に,同じ結果が 7 回連続で記録されたときには,偶然ではなく何らかの原因があるとみなす品質管理の考え方である。平均を間に上振れする確率と下振れする確率がいずれも 50 % だとすると,上振れまたは下振れが連続で 7 回発生する確率は 50 % → 0.781 % となり,単なる偶然である可能性は極めて小さくなるからというのが連続 7 回の根拠である。

7 回連続で CL を上振れしているイは,偶然ではなく何らかの原因があるとみなす。

問9 ソフトウェアの品質特性

JIS X 0129-1 で定義されたソフトウェアの品質特性の説明のうち,適切なものはどれか。

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【答え】

JIS X 0129-1 において,機能性とは次のように定義されている。

ソフトウェアが,指定された条件の下で利用されるときに,明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供するソフトウェア製品の能力。

JIS X 25010:2013「システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)−システム及びソフトウェア品質モデル」は、システム及びソフトウェア製品の品質を評価する基準で、ISO/IEC 25010 を基に JIS X 0129 の後継規格として標準化されたものである。

JIS X 25010:2013 においては、機能適合性、性能効率性、互換性、使用性、信頼性、セキュリティ、保守性、移植性の 8 つの特性と、それぞれの品質特性をさらに細分化した 32 の副特性が定められている。

機能適合性 (functional suitability)
明示された状況下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合い
(機能適合性) = (利用者からの改良要求件数) ÷ (出荷後の経過月数)
性能効率性 (performance efficiency)
明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
互換性 (compatibility)
同じハードウェア環境又はソフトウェア環境を共有する間,製品,システム又は構成要素が他の製品,システム又は構成要素の情報を交換することができる度合い,及び/又はその要求された機能を実行することができる度合い
使用性 (usability)
明示された利用状況において,有効性,効率性及び満足性をもって明示された目標を達成するために,明示された利用者が製品又はシステムを利用することができる度合い
信頼性 (reliability)
明示された時間帯で,明示された条件下に,システム,製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い
(信頼性の評価指標) = (最終成果物に含まれる誤りの件数) ÷ (最終成果物の量)
セキュリティ (security)
人間又は他の製品若しくはシステムが,認められた権限の種類及び水準に応じたデータアクセスの度合いをもてるように,製品又はシステムが情報及びデータを保護する度合い
保守性 (maintainability)
意図した保守者によって,製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い
(保守性の評価指標) = (修正時間の合計) ÷ (修正件数)
移植性 (portability)
一つのハードウェア,ソフトウェア又は他の運用環境若しくは利用環境からその他の環境に,システム,製品又は構成要素を移すことができる有効性及び効率性の度合い
(移植性の評価指標) = (変更が必要となるソースコードの行数) ÷ (移植するソースコードの行数)

問10 コンフリクトマネジメント

コンフリクトマネジメントを行う際の指針のうち,適切なものはどれか。

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問10 の解答と解説

【答え】

コンフリクトマネジメントとは,組織の効果やパフォーマンス,学習やグループの成果を高めるため,紛争の肯定的な側面を増やしながら,紛争の否定的な側面を制限するプロセスである。コンフリクト(conflict)とは,「紛争」を意味しており,コンフリクトマネジメントを直訳すると「紛争管理」となる。

PMBOK の中でコンフリクトマネジメントは,プロジェクト憲章の作成プロセスや,チームのマネジメントのプロセス,コミュニケーションのマネジメントのプロセスで使用される人間関係とチームに関するスキルである。

問11 プロジェクトで必要な作業とメンバの関係

プロジェクトで必要な作業とメンバの関係を表したものはどれか。

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問11 の解答と解説

【答え】

責任分担マトリックスは,プロジェクトで必要な作業とメンバの関係を表す。

RACI チャートは,RAM(責任分担マトリックス)の一種で,二次元の表の各軸に要員名と作業を設定し,それぞれの要員が担う役割および負う責任を作業別に一覧にしたものである。プロジェクト内での責任を明確化するとともに,作業が適切に割り振られる手助けをする。

  • Responsible(実行責任)
  • Accountable(説明責任)
  • Consulted(相談対応)
  • Informed(報告先,情報提供)

問12 ヒストグラム

ある部品を複数台の工作機械によって製作した。製作された部品の寸法を測定し,ヒストグラムで表すと図のようになった。このヒストグラムに山が二つある原因を調べるために最初に行うべきことはどれか。

平成24年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ問題 問12
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【答え】

ヒストグラムは,データをいくつかの区間にわけてその区間のデータを集める。本問においては,工作機械ごとに山があると推定し,工作機械ごとに層別にして,部品寸法の分布を調べることが考えられる。

問13 ストーリ構成法

顧客に対して自社製品のプレゼンテーションを行うことになった。このとき,同業他社における複数の導入成功事例を挙げ,この製品を導入することで大きな効果が期待できることを遡及したい。このプレゼンテーションで使用するストーリ構成法として適切なものはどれか。

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【答え】

帰納法とは,さまざまな事実や事例から導き出される傾向をまとめあげて結論につなげる論理的推論方法を指す。帰納法で重要視されることは,多くの事例に共通することをまとめることで,聞く者に納得感を与えることである。

問14 定性的リスク分析

PMBOK のリスクマネジメントでは,定性的リスク分析でリスク対応計画の優先順位を設定し,定量的リスク分析で数値によるリスクの等級付けを行う。定性的リスク分析で使用されるものはどれか。

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【答え】

定性的リスク分析で使用されるものは,発生確率・影響度マトリックスであり,リスクの発生確率と影響度をマトリックス状に視覚化したデータの表現方法である。

PMBOK では発生確率・影響度マトリックスを「各リスクの発生確率とリスクが発生した場合のプロジェクト目標に及ぼす影響度を格子状に位置づけたもの」としている。

問15 外部調達における契約形態

外部調達における契約形態のうち,請け負った作業に掛かったコストに加えて,契約時に合意したパフォーマンスの基準を達成した場合に受注者が所定の利益(フィー)を受け取る契約タイプはどれか。

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【答え】

コスト プラス インセンティブ フィー契約(CPIF : Cost Plus Incentive Fee Contract)は,購入者の償還対称コストを納入者に支払うとともに,契約時に合意したパフォーマンスの基準を達成した場合に所定の利益を支払うという契約である。

問16 テスト要求事項が定義されるアクティビティとテストの組合せ

システム開発で行われる各テストについて,そのテスト要求事項が定義されるアクティビティとテストの組合せのうち,適切なものはどれか。

システム方式設計 ソフトウェア方式設計 ソフトウェア詳細設計
運用テスト システム結合テスト ソフトウェア結合テスト
運用テスト ソフトウェア結合テスト ソフトウェアユニットテスト
システム結合テスト ソフトウェア結合テスト ソフトウェアユニットテスト
システム結合テスト ソフトウェアユニットテスト ソフトウェア結合テスト
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問16 の解答と解説

【答え】

テスト要求事項が定義されるアクティビティとテストの組合せを下図に示す。システム方式設計はシステム結合テスト,ソフトウェア方式設計はソフトウェア結合テスト,ソフトウェア詳細設計はソフトウェアユニットテストと組み合う。

アクティビティとテストの組合せ
図 アクティビティとテストの組合せ

問17 開発ライフサイクルモデル

開発ライフサイクルモデルとして,ウォータフォールモデル,進化的モデル,スパイラルモデルの三つを考える。ソフトウェア保守は,どのモデルを採用したときに必要か。

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問17 の解答と解説

【答え】

開発ライフサイクルモデルによらず,ソフトウェア保守は必要である。

問18 CMMI

CMMI の目的として,最も適切なものはどれか。

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問18 の解答と解説

【答え】

CMMI(Capability Maturity Model Integration,能力成熟度モデル統合)とは,組織がプロセス改善を行う能力を評価する手法および指標。ソフトウェア開発プロセスの成熟度を図る CMM を元に複数の同種の手法を統合した汎用的な手法で,米カーネギーメロン大学 CMMI 研究所が開発,公表している。

問19 サービスオーナ

IT サービスマネジメントにおける組織の構成員の責任に関する説明のうち,サービスオーナのものはどれか。

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【答え】

サービスオーナは,特定の IT サービスの提供に対する責任をもつとともに,顧客も含めた関係者に対する説明責任をもつ。

問20 IT サービス継続性管理の達成目標

ITIL の IT サービス継続性管理の達成目標に関する説明のうち,適切なものはどれか。

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【答え】

ITIL の IT サービス継続性管理の達成目標として,災害が起こった後,一定期間内にシステムを復旧し事業を継続させることが挙げられる。

問21 NPV

IT 投資案件 X の 投資効果を NPV で評価する場合の算出式はどれか。

IT 投資案件 X (割引率:2.5 %)
0 1 2 3 4 5
キャッシュイン 100 90 80 60 50
キャッシュアウト 200
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【答え】

NPV(Net Present Value : 正味現在価値)法は,投資効果を“投資から得られるキャッシュフローの現在価値”の合計で評価する方法である。

キャッシュフローの現在価値の算出には,DCF(Discounted Cash Flow : 割引現金収入価値)法を用いることがある。DCF 法は t 年後の年間キャッシュフローを Ct とすると,割引率を r とした複利計算で表される。

初期投資額を I,想定期間を n 年間とすると,NPV は次の式で表される。

\[ \text{NPV} = \sum_{t=1}^{n}{\frac{C_\text{t}}{(1+r)^n}}-I \]

問22 データとプロセスの対応関係

要求の分析に当たって,データとプロセス(データの作成,読取り,更新,削除)の対応関係を検証するものはどれか。

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【答え】

各機能が,どのエンティティに対して,どのような操作をするかを一覧化したものであり,操作の種類には生成(Create),参照(Reference),更新(Update)及び削除(Delete)がある。

問23 グリーン購入法

グリーン購入法において,"環境物品等" として規定されているものはどれか。

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問23 の解答と解説

【答え】

グリーン購入基本原則は,グリーン購入を自主的かつ積極的に進めようとする個人や組織の役に立つよう,さまざまな製品やサービスのグリーン購入に共通する基本的な考え方をまとめたものである。グリーン購入とは,購入の必要性を十分に考慮し,品質や価格だけでなく環境や社会への影響を考え,環境負荷ができるだけ小さく,かつ社会面に配慮した製品やサービスを,環境負荷の低減や社会的責任の遂行に努める事業者から優先して購入することをいう。

グリーン購入基本原則は,以下の通り。

  1. 必要性の考慮
    購入する前に必要性を十分に考える。
  2. 製品・サービスのライフサイクルの考慮
    資源採取から廃棄までの製品ライフサイクルにおける多様な環境負荷を考慮して購入する。
  3. 事業者の取組の考慮
    環境負荷の低減に努める事業者から製品・サービスを優先して購入する。
  4. 環境情報の入手・活用
    製品・サービスや事業者に関する環境情報を積極的に入手・活用して購入する。
国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律 第二条 定義

この法律において「環境物品等」とは,次の各号のいずれかに該当する物品又は役務をいう。

  1. 再生資源その他の環境への負荷(環境基本法(平成五年法律第九十一号)第二条第一項に規定する環境への負荷をいう。以下同じ。)の低減に資する原材料又は部品
  2. 環境への負荷の低減に資する原材料又は部品を利用していること,使用に伴い排出される温室効果ガス等による環境への負荷が少ないこと,使用後にその全部又は一部の再使用又は再生利用がしやすいことにより廃棄物の発生を抑制することができることその他の事由により,環境への負荷の低減に資する製品
  3. 環境への負荷の低減に資する製品を用いて提供される等環境への負荷の低減に資する役務

以下,略

問24 日本におけるビジネス方法の特許

日本におけるビジネス方法の特許の説明はどれか。

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問24 の解答と解説

【答え】

日本におけるビジネス方法の特許は,ビジネス方法のアイディアだけで認められるのではなく,これをコンピュータで実現することで発明として認められる。

問25 共通フレーム 2007(SLCP-JCF 2007)の目的

共通フレーム 2007(SLCP-JCF 2007)の目的はどれか。

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問25 の解答と解説

【答え】

共通フレームとは,情報処理推進機構(IPA)が発行しているソフトウェア取引に関するガイドラインで,ソフトウェアの構想・設計から開発,導入,運用,保守,破棄に到るまでの各工程について,個々の作業内容,用語の意味などの標準的なモデルを示したもの。

共通フレームの目的は,取得者と供給者の二者間取引における共通の物差しとして用いることで,取引を明確化することである。

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